◆どうして脱毛する前には自己処理が必要なのでしょうか？
当店はメンズ専門脱毛サロンですが、他の男性サロン・女性サロン・クリニックでも、
脱毛前には自己処理のシェービングを完了してからのご案内がほとんどです。
中には、自己処理をしないでご来店される方もいらっしゃいます。
今回は、自己処理の大切さと、間違った自己処理方法だとお肌の負担になるということを理解して頂きたいと思います。
それには、脱毛の仕組みを理解して頂ければどれほど大切かお分かりただけると思います。
◆光脱毛・レーザー脱毛の仕組み
男性も女性も脱毛の仕組みは同じです。
光脱毛とは主にエステサロンで行われている脱毛です。エステ脱毛と呼ばれることもあります。
光脱毛の仕組みは、毛を構成している黒い色素である『メラニン』が関係します。
黒い毛にはもちろんの事、お肌にもメラニン色素は存在します。
黒いホクロ・シミなどが挙げられます。
脱毛機から発せられた光は、メラニン色素に反応して熱変換が起こり、その熱が毛乳頭・毛根などに伝わることでダメージを与え、発毛する働きを抑えます。
結果として脱毛されることになります。
例えて言うならば、太陽の光が黒いものに反応してその部分が熱くなる原理と同じです。
この原理を応用して男性も女性も脱毛することが可能となっています。
◆脱毛前に自己処理をする重要性
最初にもお伝えしましたが、脱毛する前に何故自己処理をして、ムダ毛を短くしなければいけないのか？
これはボーボーな毛の状態で脱毛するのと、キレイに剃ってから脱毛するのでは
効果があからさまに違うからです。
強いて言えば効果が「10」か「100」くらいの差があると言っても過言ではないのです。
男性も女性も同じくメラニン色素に反応することはお伝えしました。
光（フラッシュ）に反応したムダ毛が熱に変わることが関係します。
ムダ毛がボーボーだと長すぎて、光によって反応した熱が毛乳頭などに伝わり切れず
効果が小さくなります。
しかも、毛が長いことによって、肌の表面でムダ毛が焼かれ、熱がダイレクトに伝わるので火傷のリスクも上昇します。赤みやヒリヒリ感も強くなってしまいます。
日焼け・日サロで焼いた黒い肌にもメラニンが含まれるので、小麦色に焼けた肌に照射することも大きなダメージになります。
自己処理前に脱毛すると「輪ゴム」で弾かれたような痛みがもっと痛く感じます。
大事なことは、脱毛前の自己処理をキチンとすることで
肌へのトラブルを回避し、尚且つ、脱毛効果を最大限に毛乳頭に伝えるために
脱毛前には自己処理の徹底をお願いしています。
けれど、最大限に効果を出したいが為に、ヒゲの濃い人や体毛の濃い人は
カミソリで逆剃りをしたり何度も往復させ、赤くなったり出血している状態になるまで剃る人がいます。
効果を最大限に出したい気持ちは分かりますが止めてください。
その様な状態の肌だとお断りする場合があります。
では、どのくらいのヒゲの長さや体毛の長さがあればいいのかというと、
逆剃りなど無理に剃ることはせず、毛の流れに合わせて剃ってください。
長さでいうと、1mm以下であれば大丈夫です。
なるべくお肌にダメージを与えない範囲での自己処理をお願い致します。
それでも赤みなどが出てしまった場合は、化粧水や乳液で保湿してください。
◆自己処理の種類とメリット
では、どんな自己処理方法がお勧めで、どんな自己処理方法がイケないのか。
分からなくなってしまいますよね。
なるべく肌にダメージを与えない方法が好ましいです。
「剃る」のであれば、入浴後、毛が水蒸気で蒸されてる状態で剃るのがお勧めです。
蒸らしてない状態だとヒゲなどは硬く、無理に剃ってしまうと出血する可能性があります。
なので、わざわざ、タオルで蒸らして剃らなくてもお風呂の後であれば
シッカリとヒゲや体毛が水分を吸収してくれているので、柔らかくなり
肌にも負担が少ないです。
水分だけではなくシェービングソープやボディーソープで滑らせるように剃るのが良いです。
剃った後は乾燥してしまうので忘れずに保湿を行ってください。
余りにもヒゲが密で長い人は一度、大雑把にでも短くしてからカミソリを当てるといいでしょう。
ヒゲが密で濃い方は、ヒゲ専用の軟化剤（ジェル）があるのでヒゲ全体に塗り込んでから
蒸して剃ることがお勧めです。
ヒゲや体のムダ毛であればカミソリで剃ることはそこまで難しくないと思いますが
VIOなど、肌が柔らかく、シワが寄っている部分は注意が必要です。
カミソリの刃が引っかかりやすく傷をつける可能性が高いです。
もし、処理するのであれば大雑把にムダ毛を切ってから、電気シェーバー・ヒートカッター
で処理することをお勧めします。
◎電気シェーバーのメリット
・乾いた肌でも処理がしやすい
・肌へのトラブルがカミソリよりも少ない
・シワの部分でも引っかかりにくく傷つけにくい
◎ヒートカッターのメリット
・毛先を丸く焼き切るのでの下着に擦れてもチクチク感が少ない
・陰毛だけを焼き切るので肌へのダメージが無い
逆に良くない自己処理方法としては毛抜きや除毛クリームで処理すること。
毛抜き（ピンセット）で抜くと毛根自体を引っ張ることになるので毛穴が盛り上がったり、
雑菌が侵入しやすく化膿する原因に繋がります。
肌も色素沈着化したりボツボツになったり見栄えが悪くなることもあります。
最もリスクがあるのは『毛嚢炎』といったニキビのように赤く盛り上がることがあります。
こちらも雑菌が入ってしまい炎症しているのが原因です。
ヒゲなど肌が露出している部分では周りから見られやすい部分になるので
無理に抜くことはお勧めしません。
毛を抜いてしまうと毛根自体がなくなってしまうので脱毛効果が無くなってしまいます。
『埋没毛』のリスクの存在します。
ヒゲなどのムダ毛を抜いてしまうと、肌の下で毛が埋まって表面に出てこなくなる症状です。
今まで何度も見たことがあるのではないでしょうか。
埋没毛になると肌の中で化膿して膿むこともあります。
無理に埋没毛をほじくり返そうとすると、逆に傷つけてしまい更なる悪化が予想されます。
自然と毛が飛び出てくるのを待つことがお勧めです。
体質によっては普通に剃っても埋没毛になることもあります。
気になるようであれば皮膚科などで受診して頂くことをお勧めします。
除毛クリームは塗るだけで剛毛がキレイになる事を謳っています。
けれどよく考えてみてください。
除毛クリームはムダ毛を溶かすほどの強力なクリームです。
肌には相当なダメージが加わるのです。
例えていうなら、ブリーチのような感じと言えます。
嬉しい効果がある反面、ダメージの代償が大きいのです。
◆自己処理後の保湿ケア
自己処理後のケアがとても大切になってきます。
ヒゲや体毛を剃った後は角質層もそぎ落とされているため肌が非常に敏感になり
乾燥します。
ヒゲを剃る男性やメンズの方ならわかると思いますが、石鹸を付けて剃った後は
肌がつっぱる感じがしますよね。
脂分が無くなり乾燥した肌はバリア機能が低下していて雑菌などのバイ菌が侵入しやすい状態です。
ヒゲ剃りなどのお手入れをした後は必ず保湿して肌をいたわってください。
出来れば、敏感肌用の乳液やローションがお勧めです。
勿論、脱毛後の保湿もとても大事なのでこまめに保湿して頂くことが重要です。
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